匠のお仕事〜オフレコ日記〜

棟梁専攻建築士の資格を持つ一級建築士事務所です。 棟梁ゆえに親方気質・匠ゆえに頑固・ゆえに最近仕事がナイです(笑)

かぶりの厚さ

コンクリートの中にある鉄筋が、その機能を発揮するためには

鉄筋のかぶりの厚さが重要です。



「かぶりの厚さ」とは
鉄筋がコンクリートの表面からどれくらい内側にあるかという意味です。


匠は



 『6センチ確保』 



小うるさいほどいつも厳しくチェックしています。







引張強度の高い鉄筋を圧縮強度の高いコンクリート内部に入れるコトで

鉄筋とコンクリートの相乗効果で強度を高めているのですが






『鉄筋』はヒジョーに「錆びに弱い」のです。




鉄筋が錆びると膨張してコンクリートを圧迫するため

コンクリートに亀裂がはいったり

コンクリートが欠け落ちたり



してしまいます。








んっ!?



「昨日の鉄筋の写真はサビてるんじゃ?」



と思った方もいらっしゃると思います。









そのとおりです(笑)





鉄筋の地金はすぐにサビます。


ちょっと雨にあっただけでも
曲げ加工しただけでも


下の写真↓のようにサビます。
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錆やすい鉄筋ですが

アルカリ性のコンクリート内部にあるコトで

錆を防止しているのです。






ゆえに



「かぶりの厚さ」=どれくらいコンクリートの内部にあるか



は、とても重要なのです。









コンクリートのアルカリ性は

時間の経過とともに中性化が進みます。





かぶりの厚さが薄ければ・・・



中性化も早く



基礎部分の亀裂・欠落が生じる可能性も高くなります。









コンクリート打設前の「鉄筋のサビ」は
むしろコンクリートの付着・定着が良くなりますので
気にするコトはないと思いますが









「かぶりの厚さ」は厳しくチェックしてください。











匠の「基礎配筋チェック」は

それはもう〜キビシ〜のヒトコトです。








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鉄筋

「ナチュラルカントリーな美容院」は
地鎮祭もおわって基礎工事にとりかかってます。





基礎工事・・・



・鉄筋工事

・コンクリート工事

・型枠工事 



この3工種の総称です。








建物の土台・基礎部分は鉄筋とコンクリートが一体となって強さを発揮します。




鉄筋とコンクリートの
長所を生かし短所を補うことで建物を支える基礎を形成します。



『コンクリート』と聞くと
とても強固なイメージがありますが強度はかならずしも良くないのです。




圧縮強度は強いのですが、引張強度は弱いのです。
そこで引張強度が強い鉄筋をいれます。



コンクリートに鉄筋を入れることで








引張側を鉄筋に



圧縮側をコンクリートに
 






負担させ強度を高めているのです。



















『匠のコダワリ』





異形鉄筋(=異形棒鋼)


SD295A(=JIS規格番号)



『D13』 









丸鋼は名前のとおりフツーに丸い棒ですが

異形棒鋼は表面がギザギザの溝がある棒です。





当たり前ですが

表面がギザギザの方が付着力がありますよね。




「D13」「D10」というのは鉄筋の直径のです。



D10は直径9.53ミリ

D13は直径12.7ミリ










当たり前ですが

細い鉄筋と太い鉄筋

どちらが「強い」かはわかりきったコトですよね。






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お見舞いと訂正


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連休あけの出勤は
も〜の〜す〜ご〜くダルイのに(笑)


出社直後・・・
匠より『カミナリ』おとされてしまいました(涙)



「捨てコンクリートの厚さは

 10センチ程度じゃねー!

 5センチッッッ!!!

 図面も『5センチ』!
 
 現場にも『5センチ』で指示してるのが

 5センチきっちりにはできなくで

 仕方なくっっっ

 10センチまでくらいの許容範囲があるのっ

 厚いのはダメなんだよっっっ」








朝っぱらから「匠の寺子屋・熱血講義」を受けました。


捨てコンクリート(=5センチ程度のコンクリート層


ってコトで訂正をお願いいたします。








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捨てコンクリート

ウチの匠は 「頑固な職人気質」 なので

建設現場も「自分の作品」としての

美意識』(笑)がつまってます。






建物の基礎をつくるために地盤を掘ります。

掘った底を平らに仕上げ
砕石を敷均して

建物の基礎コンクリートや土間コンクリートを打設していくのですが

その前に
砕石の上に前処理として

「捨てコンクリート」と呼ばれる

薄い(10センチ程度)コンクリート層をつくります。






この作業は
建物自体の構造には全く関係ありません。



じゃ
なんでこんな作業をするのかといえば・・・


・墨だしを容易にできる

・基礎配筋の精度を向上できる

・基礎コンクリートの流失や脱水を防ぐ


等々の効果があるため行われます。






この「捨てコンクリート」
目立たないトコロなので
いいかげんにしている業者が、すごく多いです。



『捨て型枠』と呼ばれる木囲いをもうけることなく
直にコンクリートをダラダラ〜っと流し込んで




ハイッ!終了---






コレって、どう思いますか?


「家を建てる」最初の一歩なんですよ。



目立たなくても
構造に関係なくても




キッチリお仕事してもらいたいですよね





匠の『美意識』=『こだわり』は

捨てコンクリートだって美しいんです(笑)






ご近所に住宅建設現場があったら
ぜひ見比べてください。


この「捨てコンクリート」の美しさ(笑)

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