匠のお仕事〜オフレコ日記〜

棟梁専攻建築士の資格を持つ一級建築士事務所です。 棟梁ゆえに親方気質・匠ゆえに頑固・ゆえに最近仕事がナイです(笑)

パネル工法

今回の新潟県中越沖地震で倒壊した建物をみると
「老朽化」した建物に被害が多かったワケですが



 「壁バランスが悪い」=「耐力壁不足」 

という原因も考えられます。






建物の下敷きになってペシャンコになった

高級車が何台もありましたよね。




1階部分の大半がが車庫・店舗だった建物

駅前商店街の崩れた映像をみていると


・「陽当たり良く家の中を明るしたい」


・「開放的な広い部屋が欲しい」


というような安易な理由だけで

大きな窓や開口部分をつくったりするのはホント「危険」ですよね。





ウチの匠は

在来軸組工法と呼ばれる

土台・柱・梁・筋かい等の構造材を『木組み』することで

建物のホネを組んでいく工法です。






以前から筋かいを入れて耐震性の強度を

高めてはいたですが、





新潟県中越地震の体験から

外部壁に構造用合板をはりめぐらせて

 「筋かい&合板」の相乗効果 

壁倍率を高め、より高い耐震性を確保するようにしています。







連日ニュースで

原子力発電所の「耐震設計不足」が報じられていますが

自然災害・天災って被害がでるたびに
想像の域を超えていますよね。






今回だって



新潟にはもうしばらく地震はナイって勝手に思っていたし(笑)

原発を建設しようと思ったくらいだから地盤がいいトコロなんだと思ってました。






地震大国・日本に暮らしているからには
『耐震性』が、高いにこしたことはナイですね。




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ホールダウン金物

ウチの会社は『新潟県中越地方』にあります。



今回の地震被害も3年前の新潟中越地震同様
倒壊した家に押しつぶされて何人も亡くなられました。




心よりご冥福をお祈りいたします。






ウチの匠は、還暦のお祝いが終わっているので

・昭和39年 新潟地震 M7.5

・平成16年 新潟県中越地震 M6.8

ふたつの大地震を経験しています。






TVのニュースで「阪神大震災」の惨状が
連日放送されていたときは

可哀想だなぁ
大変だなぁ

くらいにしか思わなかったし


まさか、自分が「地震を経験する」なんて
想像もできませんでした。





「地震の怖さ」は

体験しないと解らない「怖さ」だと思います。



日本全国どこに住んでいても
地震の危険性はとても高いのです。





ホント他人事に考えていてはいけないですよね。








今回の新潟県中越沖地震で

3つの大きな地震を匠は体験した事になります。






匠の「耐震へのコダワリ」はいくつもあるのですが


まず






>『基礎部分』と『柱』の接合部分にコダワリます。





土台と基礎をつなぐ『アンカーボルト』の他に

ホールダウン金物と呼ばれる金物も

併せて柱に取付ます。




これは



大きな縦揺れ時に家が浮き上がらせない。


ためなのです。



柱と柱

柱と土台


を緊結し10t以上の強い浮き上がりが

発生する柱に取付ます。



金物ひとつにもこだわる。




『匠たる』由縁です。

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